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HIV感染者の環境変化と、雇用状況について
HIV感染者の増加
日本においてはHIV感染者が増加傾向であるらしく、弊社の登録者においてもHIVの比較的若い方が増えてきており、働く意欲を お持ちの方がたくさんいらっしゃる状況です。HIV感染者、企業が門戸(読売新聞)
治療薬の発展と障害者としての特性
背景として、治療薬の著しい発展によってもはや死の病ではなく、 薬で進行(発病)を抑えて長く付き合っていく病気に変化しつつ あるということがあるようです。それに伴い、HIV感染者も働くことを当然のことと考える方が 増えています。
また他の身体障害と比較して、働く上での明らかなハンディが 少なく、配慮も比較的少なくて済むというメリットがあります。
エイズ ”死の病”から慢性病に 治療法進歩で様変わり
偏見、誤解と啓蒙活動
一方、以前ほどではないにしても、病気に対する誤解、偏見は 少なからず現在もあり、そのことがHIV患者の採用のハードルとなっていることは明らかです。特に見受けられる状況としては、経営(または採用部門)は知識 もあり、偏見もなかった場合でも(むしろこのケースが多い)、 受入現場に対する過度の配慮、気遣いが採用を妨げる結果になることが多くあります。
実際は現場においても誤解や偏見は、完全ではないものの減少し つつありますし、積極的な啓蒙活動等の取組で解消可能な問題 だと考えられます。
職場とHIV/エイズハンドブック
障害者差別解消法の影響
本年(平成28年)4月より「障害者差別解消法」が施行される予定で、その中には「障害を理由としたあらゆる権利の侵害を取り除くための啓発促進」が謳われています。これを機会にHIV障害者についても、能力があると判断される方についての採用を積極的にご検討いただけるようにお願いいたします。
厚生労働省における障害を理由とする差別の解消の推進