企業が雇用する障がい者に望むもの

障がい者雇用では「障害の内容と程度」が

、必要な配慮を把握するために大変重要に

なる一方で、率直に言って「経験」とそれ

に付随する「能力」をすごく重要視する、

という採用担当者は多くは無いと思われま

す。


むしろ障がい者であればこそ、職場にうま

くなじんでいける人という意味で「人柄(

性格)」が重要視されるのが通常です。


もちろん、能力や経験が大変優れている

障がい者
もたくさんいらっしゃるでしょうが

、障害があるがゆえにどこまでその能力を

発揮できるか、また体力的な面でどこまで

任せられるか、という不安が採用側にはあ

るので、評価基準でそうならざるを得ない

というのが現実です。


しかし、それが正しいかという点について

は異論があります。


というのは、次の2つの観点によります。

一つは、健常者であれば配慮しなくても能

力が発揮できるのか、もうひとつは、障がい

者には障害があるがゆえに
任せられない

のか、という点です。


前者を言い換えると、健常者であってもい

ろいろなケアをしていかないと能力を発揮

し続けるのは難しい場合があるということ

です。


後者は障がい者であっても障害によっては

健常者と同様に任せられるし、そこまでは

無理だとしてもケアをするポイントがちゃ

んとしていれば任せられる部分はある、と

いうことです。


このテーマについては、継続して考えてい

きたいと思います。